Listing: L1~L5に使用
PP: 側臥位
DP: 患者の骨盤の前に立位 (Fencers stance)
CP: Knee Elbow Digital
SCP: Ilium wing,Genu,SP 膝窩
Set up: 手順 十
〈手順〉 Listing L3-PR
一、膝を曲げる(L3の位置)
二、下側の腕を手前に引く
三、引いた手で左手首を掴み脇腹へ
四、顔を少し上に向かせる
五、術者の右足を屈曲し患者の左膝におき固定
六、術者は患者の組んだ手首を持ち上げ肘にかえ左手を差し入れ
左母指をL2のSPに固定し患者の腕をおろす
七、術者は右中指でL3のSPを固定
八、術者は右前腕で腸骨翼を手前に体を沈めながら引く
九、患者の顔を上に向かせながら三角筋部を肘で頭方に押圧してゆき
最密位
十、スラスト!
このテクニックは術者の指先でしっかりと腰椎を感じながら矯正のできるテクニックです。
したがってより厳密に矯正したい時に使います。
また自分よりも大きな体格の人に使う時にも有効です。
膝を使うと説明ではありますが、実は術者の全頸部と患者の膝の裏をコンタクトしてボディードロップでスラストするテクニックです。
そしてもう一つ他の腰椎矯正テクニックと大きな違いがあります。
それは、他の2つのテクニックは術者は少し猫背の感じで自分の身体のパワーをお腹側に溜めるイメージなのですが、このテクニックは術者の頭方の腕の肘を張りより頭方に臀部にコンタクトしている足方の腕は自分のお腹の方に引き込みながら少し背筋を伸ばすようにボディードロップするのがコツです。