整体やカイロプラクティックの技術は時にクライアントに奇跡のような変化をもたらす。
しかし、奇跡は決して偶然じゃあない!
頚椎の矯正が腰痛を良くしてみたり、足関節の矯正が猫背を良くしてみたり、一瞬のテクニックで今まで眠れないくらいに悩んでいた痛みや不調が取れることがある。
でも奇跡じゃないよね。。。
奇跡は偶然じゃなくて必然なのだ!
時に人間の持つ治りたいという能力が想像以上な時もある、そして治しているのはクライアント自身であって決して治療家やセラピストの技術やテクニックではない。
僕の知っている腕のいい先生は必ず口を揃えて言うのは、治療家・セラピストの技術は単なるきっかけでしかない、治しているのはクライアント自身の力であると言うこと。
謙遜しているのではなくて本心で言っている。
それに自信がないとかでもないから、必ず笑顔で大丈夫!!って言う。
なんだかとても矛盾しているけどこれも本当の事。
それにもう1つ言える事は治療家になり始めの頃に奇跡のような治療結果を体験しているけど、経験を積めば積むほど奇跡のような治療結果は起きなくなるし、どうやってあの頃にこの症状を対処してきたのか分からなくなって悩む。
そしてドンドン自信を無くして時には目に見えないものを追いかけたりして、奇跡を追い求めてしまう治療家もいる。
こうなるともう何を信じていいのか?どうしたらいいのか?
どうにもならなくなる。。。
そして自分は神の手を持つ治療家だ!とか自分で言いだしたり。。。治せないものはないセラピストだ!とか言い出す人まで出てくるから不思議である。
もう一度言うと、奇跡は偶然では起きない。
クライアントの症状に治療家の技術やテクニック、そしてクライアントの想いと治療家の想いが重なった時にはじめて想像以上の結果が生まれる時がある。
これは偶然ではなく必然である。
本当に奇跡は無いのかと言われれば、時に奇跡はあると信じたいし治療家である以上、本当に奇跡を体験している治療家も多いと思う。
しかし、本当の奇跡は奇跡なんです。。起きることなんて殆ど無い。
臨床経験の多い腕のいい治療家・セラピストはみんな知っているし、やはり同じことを言うと思う。
奇跡は偶然では起きない。
再現性のない技術やテクニックに信頼はない。
治療家・セラピストが奇跡は期待するのもではない。
コツコツと積み上げる経験と技術力にクライアントからの信頼や信用をしてもらうことができるのだ。
師匠に言われた言葉の1つに、
本物は3年で認められる、偽物は3年で飽きられる。
本物を求めて精進する。
これが治療家・セラピストに必要なセンスという能力ではないでしょうか。