技術を身につける時に絶対に勘違いしてはいけない事がある。それは方法や手段を覚えてもなんの役にも立たないという事である。
○○する方法。とか、○○改善テクニック。とか、多くの技術セミナーや勉強会ではキャッチーな題名をつけて治療家の関心を集めるようにする。それはとても良い事である。
が、、、である。
どんなテクニックにも目的があるものであるが、その目的を見失ってはならないのである。
技術の言い方はどうであれ、
なんのためにその方法を使うのか?
なぜその手技なのか?
なぜその方法なのか?
方法や手段を身につけてもクライアントの身体は変わらない。
変わらないというよりも期待した結果は出ないと言ったほうがいいかもしれない。
逆に目的をしっかりと理解していると、思った以上の結果を招く事がある。それが整体の技術の面白いところであり魅力的なところなのである。
僕もよく言う事なのですが、歪みの原因とか、痛みに原因とか、不調の原因とか、その原因を取り除く技術やテクニックです。と言う事だが、本来、整体の技術もカイロプラクティックのテクニックも痛みを取る技術も不調を改善するテクニックも無いのである!結果そうなると言うことだけなのである。
言い方を変えると、痛みを取る方法とか不調を解消する方法なんていうのは、その方法を考えた思いついた人の自分ルールにのっとているだけで、そういう経験をしたというだけの方法なのである。
多くのセミナー講師はその経験を売っているだけなので、本当の技術を伝える事ができないのである、技術セミナー受講生の多くは経験を買っているのである。そういうとちょっとカッコいいけど大した事では無い、
経験を売っている講師ほど情報を小出しにして、本当のことになると言葉を濁す。。。そしてもっともらしい大きいことを言う。
本当のことを言ってしまうと、技術やテクニックの目的を理解する事ができれば、手段や方法なんてのはなんだっていいのである。
だから、技術やテクニックを学ぶ時にその技術やテクニックの目的を見失わないことである。
整体の目的は?
カイロプラクティックの目的は?
それすら分かっていない治療家が多いと最近とても感じるが、そこはちゃんと勉強してください、そして自分の答えをしっかりと作ってください!!
そこに迷うようなら、僕で良ければいつでも相談してください。
整体の技術の目的は基本的には関節可動域の改善なのである。
だからどんな整体のテクニックでもカイロプラクティックの技術でも、どの関節をどの方向にどれくらいの圧で可動させるか?というのが技術テクニックの目的である、それ以外はない。
オステオパシーのテクニックなんかでも同じであるし、内臓マニピュレーションに関しても同じである。
最後にもう一度言うと、手段や方法を身につけても治療家としてのスキルは上がらない、治療家としてのスキル・ステージを上げていくには、その技術やテクニックの目的を見る視点と目的を理解する目を持つ事が技術習得の一番の近道であり、多くの経験をする準備なのである。
他人の経験をお金で買っても、決して自分のも経験になる事はない。