治療で求めてしまうものの一つに奇跡がある。
藁をも掴む気持ち来るクライアントの身体の不調を何とかしたいと必死になるのは治療家の性。
どうしても、直ぐにその不調を治す方法がないか?
もしも奇跡が起こるなら。
そんな事を考えてしまう。
しかし、治療とは奇跡を求めるものではなくて、軌跡を重要としてどんなストーリーを作る事ができるかが治療だと僕は考える。
「奇跡よりも軌跡」
何だかいい言葉だ。
軌跡とは、ちょっと解釈が違うかもしれないのだが、治療家がどのような治療計画でどんな治療でどうするのか?
このクライアントの不調や痛みの原因はどこなのか?
何を治すのか?
どのような身体の変化が起こるのか?
多くの事を想像してストーリーを立てていく。
うん!やはり治療とは軌跡を生むものなのだ。
真剣に一生懸命に軌跡を生む治療をしていると、時にまるで奇跡のような治療結果が出る事がある。
そんな時は、きっと神様が見ていて一生懸命頑張っているからご褒美をあげようとしてくれたんだと思うことにしている。
無宗教で神様を信じている訳ではないが。。
自分の技術を過信したり、調子に乗り過ぎれば必ずうまくいかない時が来る。
だから奇跡を起こしたのではなくて、当たり前の事を当たり前にする事で、クライアントの身体が変わって思いもよらない変化が起こることもあるのである。
奇跡を求めるよりも軌跡を創造する治療をしよう!!