11月の埼玉矯正バカ一代セミナーでは、一番難しいとされている上部胸椎の矯正についてのコツとミソ、そして上部胸椎の矯正テクニック、ギックリ腰アプローチや筋膜へのアプローチなど沢山の内容になってしまった。。
なぜ上部胸椎の矯正が難しいのか??
大きな筋肉に覆われている?
可動が少ない?
肩甲骨が邪魔になる?
クライアント怖がる?
・・・大体正解!でもほとんど不正解。。
どう言う意味なのか?
上部胸椎の矯正に必要なイメージと言うか、必要な椎骨の動きを想像するのに必要な事は脊柱の惻屈の動き。
上部胸椎の矯正には色んな障害物があるようだけど、本当に必要なのは脊柱の惻屈を上手に使うための手順と方法なのだ。
脊柱を伸展した状態で惻屈をする時と、脊柱を屈曲した状態で惻屈をした時では脊柱の動き方が異なる。って事はこの動きを理解していないと絶対に上部胸椎の矯正はできないのだ。
逆にこの脊柱の動き方の違いが分かると脊柱の全ての矯正が簡単にできてしまうほどである。
なぜか矯正を教えてもらうセミナーなどでは、ほとんどの場合この脊柱の動きについての詳しい説明をしない、だから矯正はチカラでするものだという誤解も生まれる。
骨の矯正に必要なのは関節の可動の制限を上手に使う事にある。
それが分からないんだよ・・・と言われるのだけれど、それはクライアントの自然の動きに合わせてしまうからという場合がほとんどである。
関節の可動域の制限を上手に使うと言う事は、クライアントにとっては不自然な動きになるので身体と脳みそが怖がり関節の稼働制限の前に筋肉を固くして制限をかけてしまう。だから余計に治療家側のチカラが必要だと、勘違いが多くなる。
この関節の可動制限までの動きを不自然だけど心地の良いものにする為に必要なのが矯正のコツとミソの部分なのである。
これをお伝えするのが僕の使命だと思っています。
だからその為に必要な筋肉や筋膜へのアプローチも含めてお伝えしている。
関節を動かすと言う事は、骨に付着している靭帯を動かすと言う事であり、筋膜と筋肉を動かすと言う事でもある。簡単に書いてしまったので異論も沢山あると思うけど、難しい理論と理屈で武装するのではなく、まずは安全に的確に関節を動かすためのテクニック、理論と理屈なんてのは正直言うと全て後付けなのだから、後付けでいい!
理論から始まる技術でなく、技術から始まる理論なのだ。
来月もよろしくお願いします!!「埼玉矯正バカ一代セミナー」参加希望の方は一報ください。詳細を連絡させていただきます。
12月も上部胸椎から始まります。