先日の整体技術矯正クリニックで骨盤矯正の話になって、セミナーで教えてもらったと言う骨盤矯正の技術を見させてもらって驚愕した。
それは骨盤矯正ではなくて、お尻の筋肉マッサージだよ。。。
股関節を使って色んなことをしてたけど、それはほとんど股関節のストレッチだよ。。。
とっておきは骨盤を矯正しますと言いながら腰椎の回旋モビリゼーションをしているだけだった。。。
それでいいのかな。。。骨盤矯正という名前だけ一人歩きしているような気がして、それ以降、整体技術矯正クリニックを受講してくれている方に骨盤矯正をしてもらっているけど、ちゃんと骨盤が動かせた方は2人だけでした。
自分の豆状骨と患者側の後上腸骨棘をしっかりとコンタクトしてPI矯正をした方は0人でした。AS矯正や骨盤のIN変位・EX変位を矯正する方もゼロでした。
骨盤矯正とうたうなら、最低でも腸骨のPI変位・AS変位・IN変位・EX変位プラスその複合変位くらいはしっかりコンタクトして骨を動かさないとダメでしょ。。。仙骨は別としてね。そこに仙骨の変位も加わるからもっと矯正したいところはあるけど(笑)
これはできない人が悪いのではなくて、セミナーなどで学んだのならば教えている講師が悪い。
教える人が悪いのだ!!
そんな適当なことを教えちゃダメでしょ。。。
骨盤自体は半可動関節と言われるように、仙腸関節を直接動かす筋肉は付着していないので、骨盤周辺の筋肉の連動で動いていると言われる、だから骨盤の周りの筋肉を操作すれば骨盤は動くと言うのは分かるけど、分かるけどそれは矯正とは言わないですよね。
整体師としては骨と骨をコンタクトしてちゃんと動かす事が、矯正とか調整というのだと僕の勝手な思い込みかもしれないが僕は師匠からそう教わったと理解している。
大きな筋肉に引っ張られる大きな骨である腸骨だからとても重要なところなのにデタラメな事は言っちゃダメですよ。
看板やチラシに「骨盤矯正」って書いてる治療家の皆様。
ちゃんと腸骨の変位、仙骨の変位、矯正方法を確認する、ちゃんと学ぶって事をしてください。流行り廃りの言葉だけの骨盤矯正では結果も出ないし、クライアントも喜ばないでしょ。
もう小手先のテクニックに逃げ続けるのはやめてください!!
ちゃんと骨を動かせる治療家になりましょ。