Thumb movement 側頭ー母指ー棘突起矯正法
Listing: C6~T3のPに使用
PP: 伏臥位
DP: 患者の側方に立位
CP: Thumb
SCP: SP
Set up: 手順 十
〈手順〉 Listing T1-PL
一、両中指でT1の棘突起をはさむ
二、右中指に右母指を接触
三、右四指を右肩に接触
四、右母指腹で真横に皮膚のたるみをとる(ティシュプル)
五、左中指に左母指を接触し(左母指腹で)T1の棘突起左側にコンタクト
六、左四指を左肩に接触
七、術者の右肘を患者の右肩甲骨に接触→肩が上がってこないように
八、患者の右側頭部に術者の右母指を当てる
九、患者の顎を少し引き頭を左に倒し(扇手)
患者に左肩を下げさせ最密位
十、スラスト! ※肘はテーブルに対して水平 脊柱に対して直角
伏臥位で母指を使った矯正方法ですのでとても難しい技術です。
しかし、これも患者の胸椎のカップリングモーションを利用すると簡単に矯正することができます。
患者の肩を下げさせて最密位というところがミソです。
顎を引いて肩を下げさせることによって患者の上部胸椎は屈曲位での側屈が起こります、この時に椎骨は頭を倒した方と同側に動いてこようとしますのでその動いてきた椎骨の棘突起をカウンターを当てるイメージでスラストするのです。
力任せで母指で押し込んでも絶対に上部胸椎は動きません。