車で行けるか?北海道 4日目12

4日目 : お腹は空いてないのに

明日は早いからね、

フェリー乗っていよいよ北海道とお別れだしね

お土産買う時間も無いだろうからって

今日の昼間函館駅でお土産も買って

なんなら大ファンになった

サッポロクラシックを1ケース

車が運ぶんだからってしかも500サイズ缶。

買ったりなんかしてさ。

くどいようだけど

先回もあげたように

やりたいことのほとんどやり尽くして

あとはホテルに戻って明日に備えて寝るだけ。

そしたら掲げた目標のほとんどは達成なわけ!
…なのに、なぜだろう?


とっても美味しい日本酒が私の目の前にある。

私はホテルに向かっていたはずなんだ。
なぜだ!
これだけ長ったらしい珍道中を

最初っからお読みの皆様は

お察しのことだろう。
そう。
ことの真相は

飲み足りないと感じていたエンゲル隊員と

隠れ家的にあったこのお店が

我らのツボにはまってしまい、

ホテル近いんだし、地元の常連だけしかいないような

この店に入ってみたい!

と言う目的よりも本能と欲望に従った結果である。
通りには

炉ばた →

と言う看板しかなく(写真撮り損ねた)

え?

何処よ?

と民家スペースのような路地の奥まったところに

あったこのお店。


孤独のグルメの気分になっちゃって。

入れるのならお腹いっぱいだが、

炉ばただしお酒のアテですみそうじゃん?

と勇気を出して入っちゃったのよね。えへ。

カウンター の奥には炉ばた!

気さくな女将さんと寡黙な料理長みたいな感じの

夫婦で営業してらして

炉ばたを囲うようにしてあるカウンターだけの席には

地元の常連さんだけがいて、

地元の話題で盛り上がる。

んーいいねぇ。

こういうのいいねぇ。

ガイド本にも無い。

まさに縁。
メニューもお酒が進むものばかり。

女将さんに名古屋から来たと言ったら

じゃあ手羽先対決ね!

なんて言われて出てきた手羽先も炉ばたで皮はパリっと

お肉はふわっと焼いてある。

美味しい!

そして頼むごとに出てくる日本酒の美味しさに

鯖の干物だ

椎茸だ

ししゃもだと

頼みまくる。

どれも美味しい!

ここでやめておけば軽く!?食べ過ぎたで済んだのだが…

お酒まだあるしと

最後に頼んだおあげが衝撃だった。
このおあげの焼いたのだったらお腹いっぱいでも

お酒と共に食べられそうよね

そんなに量なさそうだしと頼んだおあげは…。

ビックサイズ!!!!!!!

そしてwith納豆!

しかも

北海道ならではの大粒の納豆が。

我々は若干後悔した。

なぜお腹がいっぱいなんだ!

と。

もう一杯だけお酒を追加しましてね、

箸休めにと好意で出してくださったお手製の

漬物をあいさに挟みながら

食べましてね、

限界も近くなって

ようやく食べ終わる頃にお隣の席の方から

良かったら私の分の漬物もどうぞ

なんて譲ってくださって…。

食べないなんて我々の辞書には無いので

しっかりいただいてね。
もう食べられないー!

ってホテルに帰りついたら日付を越えてしまったとさ。
北海道最後の夜はこうして終わって行ったのでございます。

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