今時の治療家の方々は頭でっかちの治療家がとても多いと感じる。
理論的な治療。と言われて解剖学から生理学、運動力学や病理学・看護論に至るまで全てのことを分かっていないといけない、そして技術も最新でスタイリッシュな技術を知っている事が素晴らしい!なんて勘違いしているのではないでしょうか?
本当の論理的って、まず技術ができて、その技術を他人に説明する事ができて、そして治せる。と言うのが本当の論理的と言うのではないでしょうか?
解剖学にしろ生理学にしろ、世の中にある理論や理屈というのは全て後付けの説明だ。
人間が誕生する前から人間の身体についての理論ができていたと言うことはあり得ない、人の身体について分からない事があったから調べた人がいたのである。学問としなければならなくなった時に説明文を付けただけであると僕は考えている。
それが整体の技術やテクニックにしても理論や理屈は後付けでしかないのである。
そんな後付け理論や理屈だけをいくら知っていても、本当に治せる技術を持っていなければなんの意味もないと言うのは臨床を沢山こなしている治療家ほど分かっている事である。
では本当に治せる技術とはどんな技術なのか?
それは基本の基本のテクニックであったり、基礎中の基礎の技術であったりする、そしてその基本であり基礎のテクニックを理解してちゃんと出来るようになるとどんな最新のテクニックでも、スタイリッシュな技術でも、見ただけでどんな技術なのか分かるしできる。それはどんな最新のテクニックだろうがスタイリッシュなテクニックだろうが基本・基礎のテクニックの応用でしかないのである。
もし違うと言う人がいたら教えて欲しい。
気兼ねなくどんどん質問ください。
今僕の出来ることの一つにどんな質問をもらっても真摯に答えることなのでどんな事でも聞いてください。
合ってるか間違ってるかは分からないけどね(笑)自分の考えを答えさせていただきます。
例えば肩が凝って頭まで痛くなってしまう。。。そんな悩みをもったクライアントを治療するのに最新の○○秒差するだけで、、、一瞬で痛みを〇〇するテクニックとか言いながら、理論や理屈だけ頭でっかちになって、その技術をよくみると、揺らすだけ。。。とか。。。摩るだけ。。。。とか。。。
いやいやそんなことを偉そうに説明してやるんじゃなくて上部胸椎の歪みを一発矯正することできますか?って聞きたい。
まず上部胸椎、特に胸椎の1番を矯正する事ができてから、始めましょうか。
自分の基礎技術のないことを理論や理屈で武装するのではなくて、ちゃんと出来るようになるまで練習しましょう!できないことを言い訳にしない。
こんな事を言うと矯正技術は危ないと言い出す人がいますが、危ないと言う人はできない人が言う事が多いですよね、これはどんな事でもおんなじですよね。
野球はあんな硬いボールでバットなんて振り回して危ないですよ!だから基礎から練習するしできるようになるまで練習を続けますよね。プロ野球選手ならどんな素人よりも基礎的な事が上手だしできるのは当たり前ですよね。
ではなぜ関節を矯正する整体師が基礎的技術の胸椎の一番の矯正ができないのにプロの整体師になれるの?
できないからって小手先のテクニックに逃げない。
まず基礎のテクニックを身につける事をしないからいつまで経っても治せない治療家のままなのではないですか?
僕は最新の技術セミナーには参加したことはありませんし、整体師になるのにお金をかけたわけでもないです。一人の師匠について徹底的に基礎と基本を叩き込まれました。
このお話は今度ゆっくりとさせていただきますね。
基礎・基本を師匠に叩き込まれ臨床の応用はクライアントが教えてくれる。
治せないから耳障りの良いセミナーに惹かれてしまう。。。はっきり言えば治せないからクライアントが来ないのですよね。治すための技術は決してセミナーであるような技術ではありません。
僕が声を大きくして言える事は、治せる技術は基礎・基本テクニックであると言う事。
治せなければ理論も理屈もなんの意味もないですから。
整体師なら、まずは胸椎の一番をちゃんと矯正できるようにしましょ!!
それが理論的な治療の第一歩だと思うのだけどなぁ。