最近よく目にする軽く数秒間指を置くとか軽く擦る治療。。。これって本当に効果はあるのだろうか?ってその前にその治療法はクライアントに求められているのだろうか?
それは治療家のエゴになっていませんか?ってことを聞いてみたい。
世間でよく言われているゴッドハンドとか言われる治療家(この言い方は何回聞いてもダサくてカッコ悪い。。。)がセミナー集客するための常套句なだけなような気がします。
治療家としては痛みの原因と思われる部位に軽く手を当てるとか、数秒擦るとかで、ほら痛みが取れたでしょ!ってのはかっこいいかもしれない。
でもこれって本当にクライアントは求めてますか?エンターテイメントとしては必要なことですし実際に治療効果を期待できる手技はたくさんあると思うけど、それをクライアントが求めているかどうかは別。。。なるべく痛くないように治してもらいたいけど、軽く手を置くことだけでいいの?治療家としては理想だからそこを目指すのは必要だ、しかしクライアントの頭の中はどうだろう?って考えたことはありますか?
ソフトなコンタクト・ソフトなアプローチ・ソフトな治療テクニックは当たり前、純粋にクライアントの手を取る・手を握る・身体を触る触れる・足を掴む・移床させる。この時の手の使い方や握り方、手の作り方すらできない治療家が偉そうに数秒の軽い刺激で治します??ちゃんちゃらおかしい!!
必要とあればクライアントが悶絶するくらい押す事ができる。
関節が壊せる技術を分かっている。
身体の弱さを知っている。
身体がなぜそのような構造で動きをするのか分かっている。
危険な事、やっていい事、やってはいけない事を分かっている。
まずはそれが治療家なんじゃないのかな??
そこからよりソフトになっていくのが技術を向上させる事でもある。
全てがそうではないですが、そんなことくらいは僕でも分かっている。
整体の技術の基本ってのは全身の関節、特に背骨の一つ一つを的確に正確に動かす事ができる、モビリゼーションする事ができるのが当たり前。
当たり前のことを当たり前にできるのがプロの仕事。
クライアントにとってもちゃんとプロの仕事をしてくれるから治療家に価値があるのであって、まやかしの小手先だけのテクニックをクライアントは求めていないはずです。
もう一度考えてみてください。。。
軽く数秒間指を置くとか軽く擦る治療。。。
これって本当に効果はあるのだろうか?
ってその前にその治療法はクライアントに求められているのだろうか?
それは治療家のエゴになっていませんか?