今月からスタートした整体矯正技術クリニックを受講された方も整体矯正バカ一代のセミナーを受講された方も一番驚いていたのが、整体の技術は引く技術だと言う事です。
「押す技術ではなくて引く技術」
これを勘違いしてしまうと矯正の技術もとても危険なものになるだけでなく、全てのテクニックが台無しになってしまう。
引くテクニックで一番最初に行うのが脊柱のフルスパインへのアプローチで伏臥位で行うスプリングテストの応用テクニックである。
これこそが引くテクニックの一番キモになるテクニックであるのだ。
クライアントを伏臥位の状態で脊柱を背側からアプローチして背側へ引き上げるのである。
押す技術しか言われた事がない治療家にとってこれは意味がわからないことの一つであると思いますが、実際に自分で受けてみると、押されるのは心地が悪い、引かれるのは心地が良い、と言うのを実感できるだけでなく、どちらが治るイメージができるか?と言うのも実感できる。
理屈も必要だけど、自分で受けてみた感覚も必要だとおもう。
身体がやってもらいたい事を、安全にやってあげる事が治療家の仕事の本質だと僕は思っている、ただ間違ってはいけないのは、身体がやって欲しい事を見極める事が重要で、頭で理屈で考えてやって欲しい事が身体が求めていると言う事ではないのである。
押すのでは無くて、引く事で関節も動かす事ができるし、引く技術こそが矯正テクニックなのである。
頭では理解できてもいざやってみると思いの外難しい。。。
ここでもう一つ重要になるのが確度と方向なのだけれど、この時にしっかりと皮膚のたるみを取ると言う事だ、この皮膚のたるみを取る方向にもコツがある、脊柱の場合は頭方から足方に向かって皮膚のたるみを取るのである、これもしっかりとできないと、クライアントはリラックスした状態で背中(脊柱)を触らせてはくれない。。。
ただ背中を触るだけだから、、、
見た目はとっても簡単だから、、、
誰にでも危なくはなさそうだから、、、
だから、、、誰もちゃんと教えてくれないのだ。
一番重要で、一番技術の習得に必要なテクニックなのに。
全てはここのテクニックから始まる!
クライアントを伏臥位にして背側に脊柱(椎骨)ひとつ一つを引張り上げるのだ。
整体の技術は押す技術ではなくて、引く技術である。
この事について真剣に考えて、やってみて欲しい。
「脊柱を引張り上げる方法」
必要ならばいつでも教えに行きます(笑)