矯正の技術が危険と言われる訳。。。
それは矯正には力が必要だという勘違い、そして関節面を広げて回旋運動で矯正しなければならないという勘違い、この二つが大きな原因だと思います。
関節が動く範囲ギリギリのところを力一杯矯正する、流派によっては二人がかりで矯正したりしている動画もよく目にする。
それじゃあ見た目にも危なすぎるし、矯正して欲しいなんて思うわけがない。
関節が外れやすい形で力一杯いけばクライアントの身体は本能的に危険回避のために力を入れて頑張るそこで力比べが始まってしまうので怪我につながる。
そしてもっと危険なのが、頚椎矯正時に関節面を開いて回旋運動で矯正するという技術を使う整体師が多い、、というかほぼこの矯正をする治療家しかいないのが現状である。
分かりやすく言うと、はい!力を抜いて〜と言いながら顎を上げていき勢いよく首を回して矯正する方法です。動画サイトでよく見るやつです。。。
力で矯正する方法も頚椎を回旋運動で矯正する方法も、どんなに技術がない下手くそな治療家でも勢いさえあればとても簡単にバキバキと音をさせることはできる。
はっきり言うとこれは矯正ではない!
どちらかと言うと関節を無理に引き伸ばしているにすぎない、バキバキという音も関節のクラック音ではなくてただ靭帯が無理に弾かれて音が鳴っているだけである。
これだから矯正技術は危険であり、余計に痛くしてしまうリスクが高いと言われるのです。
当たり前ですよね。。。やってることが矯正じゃないんだから。
ではどのような矯正が安全なのだろうか?
それは関節の構造的な動きを使って矯正するのです。
構想的な動きを使うと矯正事の力はほとんど必要ない!
力が必要ないということは、矯正したい骨にコンタクトしている手よりも、反対の手である矯正を補助する方の手がとても重要になってくる、それと同時にスタンスなど治療家の身体の形がとても重要なのです。
背骨というのは単純に積み木のように積み上がっているわけではなくて、斜めな関節面を持って一つ上の椎骨と重なり合って積み上がっているのです。
この重なり合って、、というのがコツになってくる。
重なり合って回旋しないもの(特に頚椎)を関節面を広げて無理やり回旋させるから危険だし過去に大怪我をさせてしまったという事例があったのです。
頚椎の安全な矯正は惻屈を使うことで、頚椎の構造上の動きを止めていって、歪んでいる骨だけを構造的に動きたい状態にして矯正するのです。
そうです!
椎骨の安全な矯正の条件としては側屈を使うということです。
背骨の歪みのほとんどは回旋して歪むことがとても多い、例外はありますが。
回旋で歪んでいるものを力まかせで回旋させて矯正するから危険なのです。
この椎骨の構造的な動きを使って矯正すると力も勢いも必要なくなり、とても安全な矯正をすることができるようになります。
これが矯正のコツです。