指運びからのコンタクト

治療家の手を作りましょうと、くどいほど言っているEzyriです(笑)

この手作りで治療家の実力の差が大きく出るのは当然のところですが、クライアントに与える安心感は雲泥の差がある。そしてもう一つクライアントの安心感につながる重要なことに治療家の指運びがある。

指運び??これは治療家の手作りと同じくらいに大切なことであると僕は考えている。

触診からモーションパルペーション、もう一度触診の基本形の指から皮膚のたるみを取ってセグメタルコンタクトポイントとコンタクトポイントをしっかりとコンタクトする。

この一連の指運びがクライアントに与える安心感に大きく関わる。

クライアントの身体を触る時に一番やってはいけない事はモゾモゾ触るという事だ。

椎骨指標の触り方も同じであるので、モゾモゾと治療家の指で脊柱の棘突起などを何度も触ってターゲットにしたい椎骨を探すのはクライアントにとって不安要素の一つとなってしまう。

そこで重要になるのが矯正の手順とそれに伴う指運びである。

触診の基本手から中指で極間を滑らせて反対の横突起にコンタクトするとか、触診の基本手から中指で同側の一つ上の棘突起に触り親指と入れ替えて横突起をコンタクトして、ティシュプルする。

そしてCPとSCPをしっかりとコンタクトするのだ。

治療家自身の手をスケールとして使う事で的確なコンタクトが可能になる。

的確なコンタクトが矯正テクニックにとても重要な要素になってくる、そしてこの指運びがスマートであれば矯正技術も必ず上達する。

迷い指にならないようにテクニックの手順だけでなく、解剖学上の骨の位置や指標点の位置を頭に入れるとよりスマートな指運びとなる。

クライアントの身体を触ると時には手作り・指運びにも注意して触ってくださいね!!

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