Cervical break 頸椎屈曲矯正法
Listing: C2~C5に使用
PP: 仰臥位
DP: 患者の頭方に立位
CP: Index
SCP: TP(AP)
Set up: 手順 十一
〈手順〉Listing C2-PL
一、両中指でC2の横突起に接触
二、左中指をはなす
三、患者の顔を左45°に倒す
四、左中指を右中指のに接触
五、右中指を抜く
六、右手で示指根をつくり左中指に接触
七、左中指を抜く
八、術者は右45°に移動
九、患者に顔を上げてもらい術者の左手で支える(耳をふさがない)
十、最密位
十一、スラスト!
椎骨の矯正で一番難しく、一番危険だと言われる頚椎の矯正ですが、僕は頚椎の矯正が一番簡単で、一番安全だと考えおります。
これも頚椎のカップリングモーションを理解することでより安全で効果的な矯正が可能となります。
まず多くの整体師・カイロプラクターがこのテクニックで勘違いしていることが回旋を使って矯正しようとすることです。
回旋を伴う頚椎の矯正は法律で禁止されているテクニックなのです。
日本では法律で守られていない認められていない整体・カイロプラクティックの技術ですが、回旋を伴う頚椎の矯正だけは危険だということが法律で認められております。
したがって頚椎の屈曲・側屈を使って矯正しなければいけないのですが、屈曲・側屈を使うことで頚椎の可動がほとんど制限されることによって危険度が全くなくなり安全なテクニックに変わるのです。
屈曲・側屈では頚椎のカップリングモーションを利用しなければ、ほとんど動かないのが頚椎です。
ですから難しいと言われるのですが、頚椎の動きを理解するとこれほど無理なく動かせる関節は他にはありません。