Rotation 回旋
Listing: T4~T11に使用
PP: 座位
DP: 患者の後方に座位
CP: Pisiform
SCP: TP
Set up: 手順 八(八までは遊びを取るところまで)
〈手順〉 Listing T8-PL
一、両中指でT8のSPの両側をはさむ
二、右中指に右母指を接触
三、右4指を伸ばす
四、左中指を浮かす
五、右母指で皮膚のたるみを取る
六、左中指を戻す
七、左母子を右母指に接触
八、左4指を伸ばす
左母指に右豆状骨にコンタクト
患者の右手で左上腕を持つ
患者の左手は頸部を持つ
術者の左手で患者の右上腕部を持つ
患者の足を開かせて術者の右足を差し入れる
患者の頭を前屈させ少し後ろにもたれさせる
少し回旋し左肩を下げコンタクト
最密位
このテクニックは胸椎の回旋を使ったテクニックのように見えますが実は胸椎の椎骨のカップリングモーションを使ったテックニックなので、胸椎の側屈をイメージして行うと矯正が的確にできます。
勢いと力だけあれば回旋を仕事とする胸椎は動きますが、回旋だけで矯正を行うと沢山の胸椎が一緒に動いてしまう事が多いです。
しかし、側屈を使って最後に回旋できっかけを作るイメージで矯正すると一つの椎骨を正確に動かす事ができます。
技術のない整体師やカイロプラクターがこの胸椎回旋テクニックでバリバリと矯正する動画などよよく見ますがほとんどが回旋運動を使って力任せに矯正している術者ばかりです。
胸椎ではこのテクニックが一番、力がいらず椎骨の動きのメカニズムを知ると体格の小さな女性でも少しの力で矯正することができます。