「現場経験がある=技術がある」ではない現実
整体業界では今、ある大きな課題が起きています。
それは──治療歴が長くても、「整体技術の基礎」をきちんと学んでいない治療家が意外に多いという事実です。
経験年数だけで評価されがちなこの業界では、土台となる“技術の基礎構造”を理解せずに自己流を重ねた結果、
- 効果の安定しない施術
- いつも同じ手技の繰り返し
- クライアントの症状が読み取れない
という問題が頻発しています。
「基礎」を知っている人は実はごく少数
整体の“基礎”とは何でしょうか?
たとえば:
- なぜその関節を調整するのか
- 筋肉と骨格の関係はどう動くのか
- クライアントの体の声をどう聴くのか
これらを感覚ではなく理論と技術の両面で理解している治療家は、実はほんの一握りです。
なぜ今、“基礎の基礎”が重要なのか?
① 情報が氾濫しすぎて“応用”ばかりに走ってしまう
YouTubeやSNSには派手で複雑なテクニックがあふれていますが、その土台となる「身体の見方」や「施術の目的」が抜け落ちている人が多いのが現状です。
② 患者はプロ以上に敏感になってきている
スマホ時代の今、患者さんも情報をよく見ています。「効く整体」「体にいい矯正」を探し、比較する時代だからこそ、“見えない技術力”の差がリピート率に直結します。
③ 自分の技術が伸び悩む理由は“基礎不足”かもしれない
どれだけテクニックを学んでも、土台となる体の構造理解や触診の感覚が曖昧なままだと、施術結果はぶれます。原因は、知識でも才能でもなく、「基礎の不足」です。
基礎を学び直すことで得られる3つのメリット
- 施術の「意味」と「狙い」が明確になる
→ 無駄な手数が減り、毎回の施術に自信がつく - 体の変化が正しく読めるようになる
→ 説明力と提案力が上がり、信頼が生まれる - 応用技術が本当の意味で“効く”ようになる
→ どんな技術も、自分の中で統合できる
結論:「基礎」は初心者のためではなく、“プロ”にこそ必要
技術を本当に活かせるのは、基礎を深く理解している人だけです。
10年以上の治療歴がある方ほど、今一度「なぜこの技術を使うのか?」「どの筋・関節を狙っているのか?」という問いに向き合うことが、
**これからの時代に生き残る治療家としての“再スタート”**になります。
基礎から日本古来の整体術を学べる整体スクールがここにあります。