講義/セミナー開催における新型コロナウイルス感染防止への対応について

2020年9月1日

Alive&Well Project

ご受講者のみなさま

講義/セミナー開催における新型コロナウイルス感染防止への対応について

昨今の新型コロナウイルスの拡大を受け、弊社で主催する各種イベント及び集合セミナー等の開催について、下記のように検討し、対策をいたします。

日本国内での新型コロナウィルスの感染拡大スピードはある程度抑えられているものの、依然感染のリスクが存在し続ける状況において、中長期での研修、セミナー等のイベントを実施にあたり対策を講じる必要を認識しています。オンラインなどの代替が効くイベントはオンライン開催に切り替えを行う一方で、参加者と講師が社会的な「場」を形成し、議論、対話、内省、探求を促す主体的な学習アプローチについて、物理的に集合することの得がたいメリットが確実に存在し、その価値を提供し続けることの重要性を感じています。

人々が集うこと自体を避ける替わりに、どのような集い方にすれば、感染のリスクを抑え、集団で話し合い、学習することの価値を実現し続けることができるかを探求し、現時点における科学的知見からの提言や先行している事例などの示唆から、本日現在、以下の対策を実施することとしました。

安心して学ぶ良い場を、主催側の講師およびスタッフはもちろんのこと、ご受講いただける皆さんと共につくりたいと思っています。参加者ご自身の健康を守ることを第一にするとともに、互いの健康を大切にするためにご理解とご協力をお願いします。

1.各種イベント及び集合セミナー等の開催時の予防策

開催当日、以下の通りの対応を行い、みなさまの健康を守ることに努めてまいります。

1)参加者人数が30名を超えるイベントの開催は見合わせ、少人数のイベントのみ開催します。

2)開催時は、会場の広さおよび席の配置など、受講者同士の距離を十分にとれるように見直します。演習時など、距離を十分にとって対話ができるように努めます。

3)会場においては、換気環境を重視し、必要に応じて加湿器や空気清浄機を設置し館内湿度を保つとともに、アルコール消毒液の手配等により抗ウィルス対策を進めます。また、研修資材として繰り返し利用する共用物の資材についてもアルコール消毒を行います。

4)講師及びスタッフは、手洗い、うがい、咳エチケットを励行しております。 講師や会場スタッフが、互いの健康と安全を守るためにマスク着用の場合があることをご理解ください。

2.会場にお越しいただける際のお願い

開催時には、事前に「セミナー等参加にあたっての健康確認のお願い」をご案内いたします。該当事項がある場合には、互いの健康を守るために、ご来場の見合わせをお願いします。また、ご来場にあたっても以下のご協力をお願いいたします。

1)当日も、会場入室時の手洗い・うがい、咳エチケットの励行にご協力ください

2)咳・くしゃみのある方はマスクの着用をお願いします。

3)昼食休憩時、会場内での食事は控えていただけますようお願いします。

4)イベント・セミナー等受講中、体調が悪くなられた場合は、無理せず講師または事務局にお申し出ください。なお、当日のキャンセル・途中退席も受付ますので、遠慮することなくお申し出ください。状況によって受講費の返金もいたします。

なお、状況によっては、研修の途中中断、開催を中止させていただく場合がございますのでご了承ください。

*体調が悪いように見受けられる場合は、講師やスタッフからお声がけさせていただくことがございます。ご理解、ご協力をお願いいたします。

3.講師・スタッフ等に対する予防策

日常から健康管理を怠らないように努めるとともに、健康状態の心配がある場合には、弊社代表と連絡をとることを通じて、社員等の健康状態の把握・情報収集を行っています。

1)日常より、手洗い、うがい、咳エチケット、マスクの着用、手指の消毒などを励行し、一人ひとりが自分の健康を観察・管理に努めております。

2)在宅勤務の推進、時差通勤などの積極的な活用を行っています。

3)オフィス環境においても、アルコール除菌、換気などの対応を励行しております。

4)発熱や咳などの風邪症状が見られる社員等へは、在宅勤務または休暇取得を勧奨しています。

今後も、予防対策の内容につきましては、世界保健機構(WHO)や、厚生労働省など政府からの発信事項を踏まえ、ガイドラインを随時見直し状況に適した対応を行ってまいる所存です。また、本ガイドラインについて、ご意見・ご指導やアドバイスをいただけることがありましたら是非お願いいたします。

ご受講いただける皆さまと、ともに安心して学ぶことのできるよい場をつくっていけるよう努めてまいります。

以上

(ご参考)

厚生労働省により発表された、「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 『新型コロナウイルス感染症対策の見解』」(2020 年3月9日付)中の、「2020年3月9日 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団)発生のリスクが高い 日常生活における場面についての考え方」(*1)、および、同専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年 3 月 19 日)」別添「【多くの人が参加する場での感染対策のあり方の例】」(*2)を参考に、弊社主催のセミナー実施時の新型コロナウイルス感染防止への対応をまとめました。

1)上記文章(*1)から一部転記

>これまで集団感染が確認された場に共通するのは、①換気の悪い密閉空間であった、②多くの人が密集していた、③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われたという 3 つの条件が同時に重なった場です。こうした場ではより多くの人が感染していたと考えられます。~(中略)~、3 つの条件ができるだけ同時に重ならないようにすることが対策となります。

>クラスター(集団)の発生のリスクを下げるための3つの原則

1. 換気を励行する:窓のある環境では、可能であれば 2 方向の窓を同時に開け、換気を励行します。ただ、どの程度の換気が十分であるかの確立したエビデンスはまだ十分にありません。

2. 人の密度を下げる:人が多く集まる場合には、会場の広さを確保し、お互いの距離を1-2 メートル程度あけるなどして、人の密度を減らす。

3. 近距離での会話や発声、高唱を避ける:周囲の人が近距離で発声するような場を避けてください。やむを得ず近距離での会話が必要な場合には、自分から飛沫を飛ばさないよう、咳エチケットの要領でマスクを装着するかします。

これらに加えて、こまめな手指衛生と咳エチケットの徹底、共用品を使わないことや使う場合の充分な消毒は、感染予防の観点から強く推奨されます。

2)上記文章(*2)から転記

1.人が集まる場の前後も含めた適切な感染予防対策の実施

・参加時に体温の測定ならびに症状の有無を確認し、具合の悪い方は参加を認めない。

・過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をした方は参加しない。

・感染拡大している地域や国への訪問歴が 14 日以内にある方は参加しない。

・体調不良の方が参加しないように、キャンセル代などについて配慮をする。

・発熱者や具合の悪い方が特定された場合には、接触感染のおそれのある場所や接触した可能性のある者等に対して、適切な感染予防対策を行う。

・会場に入る際の手洗いの実施ならびに、イベントの途中においても適宜手洗いが できるような場の確保。

・主に参加者の手が触れる場所をアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを含有したもので 拭き取りを定期的に行う。 

・飛沫感染等を防ぐための徹底した対策を行う(例えば、「手が届く範囲以上の距離を保つ」、「声を出す機会を最小限にする」、「咳エチケットに準じて声を出す機会が多い場 面はマスクを着用させる」など)

2.クラスター(集団)感染発生リスクの高い状況の回避

・換気の悪い密閉空間にしないよう、換気設備の適切な運転・点検を実施する。定期的 に外気を取り入れる換気を実施する。

・人を密集させない環境を整備。会場に入る定員をいつもより少なく定め、入退場に 時間差を設けるなど動線を工夫する。

・大きな発声をさせない環境づくり

・共有物の適正な管理又は消毒の徹底等

3.感染が発生した場合の参加者への確実な連絡と行政機関による調査への協力 

・人が集まる場に参加した者の中に感染者がでた場合には、その他の参加者に対して連絡をとり、症状の確認、場合によっては保健所などの公的機関に連絡がとれる体制を確保する。

・参加した個人は、保健所などの聞き取りに協力する、また濃厚接触者となった場合に は、接触してから2週間を目安に自宅待機の要請が行われる可能性がある。

4.その他

・食事の提供は、大皿などでの取り分けは避け、パッケージされた軽食を個別に提供する等の工夫をする。

・終了後の懇親会は、開催しない・させないようにする。

※ 上記は例であり、様々な工夫が考えられる。

以上