質と量のお話し

最近は色んな事で質の高さを求められる事が増えている気がする。

スポーツの練習までも質の高い練習やトレーニングをする事で・・・などと言われている。それはそれで正解であるが、その前に!ってこともたくさんあると思う。

基礎の部分や基本の部分は絶対に量(数)が必要なのである。

でたらめに量をするだけではいけないけれど、しっかりと頭を使って質の高い技術を身につけると意識しながら量(数)が必要なのである。

10回の基礎練習よりも100回の基礎練習が必要なのだ。

当たり前のことです(笑)でもうまくいかない時に限ってこの「質より量」のお話を言い訳に使われる事があるように感じる。

量(数)を減らす言い訳として質の話を出し始めるのだ。

しかし、質というものは量の中からしか出てこない。少ない量での質の発見はラッキーでしかあり得ない、たまたま運がいいだけだったのだ。

これは技術の習得のことだけでなく、人も同じである。

いい人材はたくさんの人から探さなければ見つからない。

治療家にとってのクライアントも一緒である。

いいクライアントはたくさんのクライアントを治療した中から見つかるのである。

いいクライアント!?このお話についてはまたの機会に。。

今日は質と量のお話し!

どんなことにしても質を高くするには先ずは量をこなすしかないのである。そして量の中からしか質は生まれないのであるし見つからないのである。

それに最近は失敗がとても悪いことように言われているのも僕はちょっと気になる。。

一度失敗したらもう終わり。。。みたいな風潮が良くない!

子供の頃によく言われたことの一つに「お前の失敗は失敗をしてないことだ」という言葉。

言われていた頃には意味がよくわからなかったのですが、今となってみるとその意味がとても良くわかる。失敗なんてのは単なる経験である。

たくさんの失敗を繰り返してきた自分で言うのもおかしいけど(笑)僕は失敗のお話をし始めたら何日でも話せるくらい失敗してるし。それやっちゃダメだよ〜ってことも大抵している。。。でも犯罪はしてないですよ!!

そんなたくさんの失敗がいい経験となっているのは今声を大にして言えることだし、その量(数)の中から質が生まれてきた、だから今では失敗する事は悔しいし絶対に失敗するもんか!と思ってやってみるけど失敗してもそれはそれでいい。

僕は量より質だからではない。

「質より量」とか「量より質」の視点ではなくて「量の中から質」と言うのがいいんじゃないかな。

関連記事