見るという視点を変える

「見る。」

と言われると集中して一点を見る事を想像するが、この見ると言うのにも様々な見るがある。

 

僕はこの見るとか、視点を変えるとか、を高校生の時に衝撃の一言を受けて変わった。

実は僕はスポーツが得意なのです(笑)自分で言うのは可笑しいですが、高校受験も大学受験も勉強でのテストは受けた事がない。

スポーツのセレクションを受けて進学しています。スポーツ推薦というやつです。

それが見るについて何の関係があるのか?

ただ自慢しやがって(笑)と思われてしまいそうですが。。。

 

高校生で甲子園を目指して野球をして大学も野球で進学した、少年野球・高校野球・大学野球とステップによって同じ野球というスポーツでも全く考え方や見方が違う。

少年野球の時の当り前が高校野球では当り前じゃないし、高校野球と大学野球でも違う。

そしてプロとアマチュアも全く違う。

それは指導者が違うという事にも繋がるがもう一つは実力(できる事)も違うから、視点の違いも本来は当り前のことなのだ。

 

では、僕がプロ野球選手に指導を受けて衝撃を受けた一言とは!?

キャッチャーの君はいつもどこをみているの?と聞かれて投げる人いわゆるピッチャーを見ている、というのが僕の答えであった。

それまで、ピッチャーの調子を見て感じて、このバッターに対してどんな球を投げると抑えられるのか?ピッチャーの身体の使い方はいつもと同じか?緊張やプレッシャーで何か違うところがあるのじゃないか?少年野球から言われるキャッチャーの基本である。

しかしプロからの一言は。。

「何でピッチャーなんかを見ているの?」だった。

365日2年以上の時間、ブルペンでの投球練習の時に見てるのにそんなにピッチャーを信用できないのかと、自分で球種もコースもサインを出しているのに見てないと捕球できないくらい君は下手くそなのか?と言われたのだ。

プロのキャッチャーは試合中にピッチャーを見ていないのだ。

ではどこを見ているのか?

それは球場全体をぼんやりと見る事が多いというのだ。

ぼんやりザックリ全体を見る事でいつもと違う、セオリーと違う何かを見つけるのである。

そのセオリーと違う何かがあると、そこからゲームの動くきっかけを見つける事ができるのである。

自分のチームの守備の位置、ピッチャーの投球動作も、相手のチームのランナーの動き、ベンチの動き、ベンチにいる選手の動き方、ベンチの監督の動きや雰囲気。それらを一球づつ全部見なさいというのだ。

たくさんの情報の中から必要な情報だけを一瞬で抜き取るには、全体を見なければそれはできない。

 

これは治療家がクライアントの身体の状態を診る、不具合を見極める時と全く同じだと僕は思っている。

痛みというクライアントからの情報でそこを集中して診てしまうと、本当の原因に気がつけないし、自分の持つ固定概念で診てしまっても気がつけない事が多い。

だからクライアントの身体はまずぼんやりザックリ診るのである。

理屈でも理論でもなく見えたものをそのまま比べるのである。それが見立てるという事だ!

そして治療の起点を見つけてアプローチしていく。

そこから検査が始まり治療計画を立て実践していく。

 

見立てはどこから始めるかと言われれば、それはクライアントから最初にコンタクトがあった時からである。電話であれば声色やトーンや話すテンポからでも感じる事はできるし、メールであっても文面や文字数、言葉の使い方から感じることもできる。

 

そんな、、最初から無理だよ〜

と考えればそれは無理だから辞めた方がいい、そのステージに行ってないという事だ!ではなくて、人は感じる事ができる生き物です。

絶対にできるからやってみてください。

僕が保証します。

できない事はない!

感じられないこともない!

 

 

 

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