上部胸椎矯正テクニックを極める

以前にも少し書いた上部胸椎矯正テクニック。

今回はもう少し掘り下げて書いてみようと思います。

特に今回はサムムーブメントというテクニック。

とても芸術的でカッコいいし、このテクニックで矯正できると椎骨の矯正テクニックのコツとミソは理解できたかなと思えるテクニックです。

またほぼ100%のクライアントの上部胸椎はフィクセーションを起こしています。そのうちの90%くらいはサブラクセーションです。

本当はしっかりとアプローチしたい場所だけど、ほとんどの治療家がスルーしてしまうところです。

その理由は難しいから。。。

スルーするには一番カッコ悪い理由だ。

上部胸椎を矯正することで何が変わるか?

まず首・肩周りの違和感は一気に解消される事はもちろん。呼吸も楽になるし、身体の重心も変わる。心臓にかかるストレスも軽減されるし、胃腸の働きもよくなる。上部胸椎の神経は腸にはいってないじゃないかと言われても結果が出ているので関係ないとは否定できない。

クライアントは、ほとんど矯正されたことがない場所なので、矯正された時の何かが取れた感は味わってほしい感覚の1つであるし、一度体験するとまたやって欲しいと言われる。

僕のクライアントもこの上部胸椎の矯正の虜になっている方も多い(笑)今日は上部胸椎は動かさないよと言うととても寂しそうな顔をする方もいるくらいだ。

不必要な矯正はオススメしない。

サムムーブメントのテクニックについてはこちらを見て確認してください。
Ezyriの整体矯正クリニック「Thumb movement」

伏臥位での矯正時にクライアントの顎を引くのか立てるのか、ここの部分がとても大切である、この顎を引くのか立てるのかで椎骨の動き方が変わるからである。しかも中途半端に顎を引いたり立てたりしてもちゃんとした動きを術者がコントロールすることができなくなるからである。

それと同時にターゲットとする椎骨以外をしっかりとロックすることができなくなるからである。

そしてもう一つ、術者のスタンスをとっている方のクライアントの肩をしっかりと足方に下げることだ、このクライアントの肩を下げることで上部胸椎のカップリングモーションを助長させることができる。

この2つのコツが準備段階でとても重要なことである。

そして、最後にスラストの方向である。

この方向はほとんどの矯正セミナーなどでは教えてくれない。。。というか上記の2つのコツも言わないけれど。

サムムーブメントでは術者の親指とクライアントの棘突起を使って矯正する。

なのでスラストの方向も棘突起を横に押す方向は横をイメージしやすい、しかし、それでは胸椎は動かない、理由は胸椎の回旋軸の場所が関係しくる。

骨格模型で矯正の勉強をするとついついイメージしてしまうのが椎体と椎弓の間に回旋軸があると錯覚してしますのである。

椎骨の回旋軸は椎体の真ん中をイメージしなければならない。

ですからスラストの方向は斜め45°の角度でクライアントの前方に押し込まなければならないのです。

サムムーブメントのコツはクライアントにしっかりと顎を引かせて肩を足方に下げ、スラストは斜め45°の角度で押し込む。

これが頭の中と自分の身体で体現できれば上部胸椎の矯正はとても安全で簡単に行うことができるのです。

心臓に疾患がある。
呼吸がしっかりとできない。
腕の可動域の改善がなかなかしない。
首の動きが悪い。
手の痺れが取れない。
姿勢が安定しない。
免疫機能の低下がある。
などのがある時は一度上部胸椎の矯正を試みてください。

きっとびっくりするくらいの改善が期待できます。