カイロプラクティックハンド

以前にこのブログの記事で「治療家の手は道具である」という記事を書いた。

治療家の手は道具である

この時は治療家は手を作ってクライアントにコンタクトする事の重要性を書いたつもりであるが、今日はこの治療家の手カイロプラクティックハンドについて少し掘り下げてみる。

カイロプラクティクハンド(治療する時の治療家の手の形)にはそれぞれの部位に名前がついている、パイシフォーム・サム・セナー・ハイポセナー・カルケニアル・メタカパール・インデックス・ウェブ・デジタルインターファランジール・プロシマルインターファランジール・デジタル、パーマー。これらの部位を的確にクライアントのコンタクトポイントにコンタクトする為にカイロプラクティックハンドを作る事が必要なのだ。

術者の手のコンタクトする場所をSCP(セグメタルコンタクトポイント)と言い、クライアント側のコンタクトされる場所をCP(コンタクトポイント)という、したがって上に書いたカイロプラクティックハンドの名前は全てSCPなのである。

そして、いざ治療を施す時にはハンマーハンド、ネイルハンドと呼ばれるようになるし、インディファレントハンド、スタビライザーハンド、コンタクトハンドと呼ばれる時もある。

・・・・こんなにカタカナでいっぱい訳わからない名前がいっぱい出てきて、僕の手は2つしか無いですよー!そんな名前必要ないでしょ。。。。っと思うのが普通かもしれない、でもこれだけ細かく名前がついていて、それぞれに役割と仕事がある。だからカイロプラクティックハンドを作る必要があるのである。

このカイロプラクティックハンドが作れていない治療家は手を道具として使う事ができていないという事である、という事は整体師・カイロプラクターとは名ばかりで違法マッサージ師になっているんだと自覚して欲しい。

ちょうど昨日、初診できたクライアントにショックな事を言われた、自分にとってはとても嬉しい一言であったが業界の事を考えるとショックである。。

ク:「整体ってなんちゃってのインチキが多いから行かないんだよ」

え:「じゃあなんで僕のところの整体に来たの?」

ク:「私が首・背中・腰がいつも痛くて調子悪くって、、っていうのを知ってる友達の友達って人からLINEで連絡先とホームページアドレスのリンクが送られてきて、この先生は『本物』だから行ってきたらいいよ。」

え:「僕が本物って言われるのは嬉しいけど整体はなんちゃってで偽物が多いってのはやっぱり悔しいね。でもそれが現実なんだもんね。。。」

こんなやりとりを昨日の初診のクライアントとした、このクライアントはちなみにドクターであった。

やっぱり整体はなんちゃってでインチキだよね。。。この言葉はやっぱり悔しい。

これを無くすには整体師が治療家として本物にならなければならないというのが当たり前な事なのだが、この為に整体の技術の基本だけでなく、概論や考え方、頭の中から所作・動作に至るまで本物で一流の技術者、職人、芸術家、科学者、アーティスト、クリエイター、ディレクターを目指さなければならないのだと強く感じたし、業界が変わらなければならないところだと思う。

そんな事で今日はカイロプラクティックハンドについて書いている。

最後にカイロプラクティックハンドの作り方を説明する。

まず、両手(手のひら)を合わせる、次に指と指の間を手を合わせたまま広げる。しっかりと広げたら手のひらの真ん中に卵が入るくらいに膨らます。この時に重要なのが指を曲げないという事だ、指の第一関節・第二関節はしっかりと伸ばしたまま手のひらだけを膨らます。

そして合わせた手を離して、手の形はそのままで肘を伸ばして手を前に出す。

これが治療家が治療すると時の手の形、カイロプラクティックハンドである。

ちゃんと手を作ってコンタクトしているかどうか。

クライアントは分かる、カイロプラクティックハンドを知らないクライアントも触られると分かるのだ!!

べったと触る素人のベタ手(下手手)からもう卒業してください!!

・・・ベタ手を漢字で書くと治療家としてはプライドが傷つく下手手。。。